コスタリカのサンホセに到着された顯進様は、「テレビ放送が伝道の奇跡を起こしている」という金準守会長の喜ばしい報告を受けられ、夜10時過ぎに、行事会場であるエラドゥーラホテルに到着されました。 一年前から続いてきた40日特別精誠が9回目の結実を迎え、国家メシヤと日本の宣教師、そして現地の食口たちが一つになり、96年から12年間投入してきた精誠が実を結ぶべき、2008年のこの時に、顯進様がコスタリカを訪問してくださったことは、コスタリカ宣教に一大跳躍を予告する信号弾のようでした。 このような精誠の基盤を感じられたのか、顯進様は、歓迎のあいさつを通して、「入国したときに、とても素晴らしいニュースを聞きました。 テレビを通して伝道され始めたということですが、これは、歴史的な事件です。 私は、コスタリカに強い関心をもつようになりました。 私がここに来たことは、国を動かすためです。そのためには、天国の津波が必要であり、皆さんは、さらに一生懸命に活動しなければなりません」と語られ、喜びの初対面のあいさつを交わされました。
翌朝、ホテルの迎賓館での訓読会を終えた顯進様は、次のような激励のメッセージをしばらくの間、語ってくださいました。
「きのう、放送宣教が素晴らしい突破口を開いたという報告を聞きました。30人以上の新しいメンバーが、放送を通して伝道されたと聞き、私は本当に興奮しました。 きょう、皆さんの経験と基盤に対して、さらに多くのことを聞いて、学びたいと思います。 今は、国を立てる時代です。国がなければ、神様の主権は、定着する場所がなく、私たちは放浪者となります。 私が南米を見るときは、南米自体を見ません。 神様の摂理を中心として、いかにしてアメリカ大陸全体を統一するかということに、私は関心を持っています。 南北米統合の青写真は、正にこの平和メッセージの13章にあります。 今は、カインとアベルが真の父母に侍って、一つになるべき時です。 新教圏と旧教圏が一つになり、南北米が一つになって、この世界を導いていかなければなりません」
「人類は、神様の真の夢が何なのかをよく知りませんでした。大部分の教会が追求する伝統と教理は、イエス様が亡くなったのちにつくられたものです。 イエス様が、三位一体について語られましたか。語っていらっしゃらないでしょう? 皆さんは、既に祝福中心家庭なので、よく御存じのはずです。 2000年前、イエス様は、どのようなメッセージをもってこられましたか。それは、ユダヤ人だけのためのメッセージでしたか? 当時、ユダヤ人は、伝統を守ることが全知全能の神様に侍ることだと信じていました。 しかし、イエス様は、自ら進んでユダヤの伝統を破られました。 『目には目を、歯には歯を』というモーセの律法を破り、イエス様は、完全に反対のメッセージを伝えられたのです。 しかし、そのメッセージは、本来、アダムとエバが夢見ていた神様の本然の夢に関するものでした。 その夢は、エデンの園において、アダムとエバを中心としては成し遂げられず、人類歴史を通して、成就されるべき夢として残されてきました。 イエス様が来られた目的は、One Family under Godの夢を実現するためでした。 それでは、私た
ち祝福家庭は、どのような運動をしようとしているのでしょうか。 私たちもまた、One Family under Godの夢を実現するのです。」
「One Family under Godを建設するこのメッセージ、この簡単な一言の言葉が、歴史を通して、どれほど力強く、霊界までも動かす力を発揮してきたかということを知らなければなりません。 祝福中心家庭の前には、驚くべき未来と機会が待っています。 OFUGの夢を実現する革命をキリスト教の中に起こし、この大陸の未来を導いていくのです」
二世たちが準備した歌を最後に、訓読会は終わり、その後、顯進様は、朝食を取られるとすぐに、UPIのマイク・マーシャル編集長などの指導者たちと共に、私たちが運営するテレパス(TelePaz:平和放送)52番チャンネルをつけ、しばらく視聴されました。
テレパスチャンネルは、全国に送られている空中波ケーブル放送であり、毎日、午前7時から午後7時までの12時間の放送を行っています。基本的に、1日5時間は、原理講義を放映しており、残りの時間は、平和大使たちが責任をもって、無料で生放送のプログラムを行っているそうです。 最近は、原理講義を聞いて、毎日、10件から20件ほどの問い合わせの電話が全国から来ており、金準守会長の表現によれば、「飛行機が、滑走路を走っている途中で突然浮き上がるのと同じように、最初の4年間は静かだったが、1年前から、視聴者たちの電話が増え、伝道につながっている」とのことでした。 最初に、チャンネル購入と施設費用(大部分は中古装備)に、30万ドルくらいの資金がかかっただけで、今は、スタッフを3人だけ置いて、月2千ドルで運営しているそうです。 その上、運営資金も、1日に約2時間の放送時間を賃貸し、完全に自立しているとのことです。
テレパス放送は、今回の顯進様の訪問とILCのために、特別な広報ビデオを制作し、随時、全国に向けた広告放送を実施してきました。 そのためか、全国7箇所の地域から参加した、約250人のILC参加者は、顯進様に対して強い関心をもち、文鮮明総裁の息子に会ってみるために参加したという方が大勢いました。 午前10時、顯進様の基調演説は、会場全体を感動させ、One Family under Godのビジョン
は、彼らの心をとらえて余りあるものとなりました。約30分にわたる短い演説でしたが、何度も拍手喝采が起こり、聴衆を完全にとりこにした名講演でした。顯進様の強烈に訴える力により、One Family under Godのビジョン
とメッセージが、参加者たちの心の中に刻み込まれた瞬間でした。 ニカラグアから参加したある国会議員は、顯進様のメッセージを聞く間、手がぶるぶる震える霊的体験を受け、ニカラグアの国会で顯進様の招請講演を行いたいという意向も示しました。
顯進様の講演の要旨は、次のとおりです。
「この国の山野を見て、あたかも故郷に戻ってきたような温かい印象を受けました。きょう、私は、One Family under Godの実現のために、人種と宗教を超越し、父母である神様
を再び全人類の中心にお迎えすることを主題として、お話しさせていただきます。 私たちは、最も尊敬する師に対して、『私の父母のようだ』と言い、最も近い友人を『兄弟』と表現したりします。 また、心から愛している弟子に対しては、『私の愛する子供のようだ』と言います。 私たちは、最も近い関係に対して、歴史的に、『家族』という表現を用いてきました。 それは、私たちが、すべての文化的障壁と人種の違いを超え、神様の永遠の王国で共に生きていくOne Family under God、すなわち神様の家族であり、息子、娘だ
からです。(拍手)」
「今から数十年前、ある若い少年が、苦痛を受ける人類と、植民統治下で生きる同族たちの苦難の中で、神様こそ、最も苦痛を受けている方だということを知りました。 深い瞑想と祈祷の中で、神様こそ、まさしく人類の父母だということを知り、ある復活節の聖日の朝、その少年は、神様の啓示を通して、神様の創造本然の夢であるOne Family under Godの夢を実現する志を立て
ました。 そして、一生を、その夢を成し遂げようという一念で生きてきました。その方が、まさしく私の父であられます。(拍手)」
「その方の人生は、平坦なものではありませんでした。6度も監獄に収監されなければならず、甚だしくは、共産治下で、強制労働収容所に3年間収監され、UN軍により、劇的に解放されたりもしました。しかし、その方が抱いた夢と、人類の前に持ってきたメッセージは、すべての宗教を超越する普遍的メッセージでした。そして、それは、2千年前、一人の大工の息子が、人類全体を救うために持ってきたメッセージと同一のものでした。 今日、この時代には、この真理のメッセージを中心として、One Family under Godの夢を実現するために生き
ている、数多くの平和大使と祝福家庭がいます。 私たちは、各自の家庭と社会、また、この国と世界の中で、宗教間の分裂と葛藤の問題を解決し、神様の本然の夢を中心として進んでいかなければなりません。 平和の家庭を築き、平和の社会、平和の国家、平和の大陸を建設するために、各宗教と各家庭は、真のメッセージ、すなわち真の釈迦牟尼のメッセージ、真のムハンマド(=マホメット)のメッセージ、真のイエス様のメッセージを中心として、One Family under Godの夢を実現する先頭に立たなければなりませ
ん。」
「コスタリカの指導者の皆様、皆様が、すべての宗教と信仰を一つにし、One Family under Godの夢を実現する世界的な運動を導いていけば、この国は、どれほど偉大な国になるでしょうか? 人類が持ち得る最も大きな夢、すべての夢を超越し、神様の夢を中心として、永遠の平和を実現するために、共に進んでいこうではありませんか。ありがとうございました。」
ILCの午餐は、長い間、私たちの運動と深い縁を結んできたロドリゲス・カラソ元大統領夫妻と、マリオ・エチャンディ元大統領の甥であり有力な次期大統領候補であるホセ・マニュエル・エチャンディ国会議員、「コスタリカのオプラ・ウィンフリー(米国の女優、テレビ番組の司会者兼プロデューサー)」と呼ばれる女性放送人ドーニャ・リリアン、そしてニカラグアから特別に参加した二人の国会議員など、少数のVIPと共に進められました。 特に、この日、カラソ大統領は、「きょうは、私たち夫婦の結婚61周年に当たる意義深い日」であるとあいさつするとともに、真の父母様御夫妻に、格別なあいさつと安否を伝えてほしいと述べました。 顯進様は、お二人の結婚記念日を心から祝賀され、「私の父は、89歳だが、今なお健康で、今も若者として、とても忙しい日々を送っていらっしゃる」と答えられました。
午後には、二人の特別な指導者との会談が準備され、顯進様の指導力と、人の心をつかむ能力が遺憾なく発揮されました。 副大統領は、自らの票で、現大統領を当選させた、49歳の方であり、次期大統領の最有力候補でもありました。 顯進様が、人格教育の重要性と超宗教運動の必要性、南北米連合運動について語られるたびに、副大統領は、顯進様のメッセージに完全に引き込まれ、20分間に予定されていた会談は、1時間近くにわたって熱く進められました。 顯進様は、ILCとワシントン・サミット、パラグアイ世界青年指導者サミットに、副大統領の参加を促されました。
その後、場所を移し、国会議長との会談が行われました。 国会議長は、背がとても低い方でしたが、とても謙遜で、終始、真剣な表情で顯進様のメッセージを傾聴し、共感していました。
4月17日午前4時、一行は、コスタリカ教会に場所を移し、訓読会の時間をもちました。 聖殿をいっぱいに埋め尽くした食口たちの歓迎の中で、顯進様は、祝賀ケーキをカットされ、平和メッセージの13章と15章を訓読されました。 続いて、最後のお別れのあいさつを通して、顯進様は、「皆さん、今、コスタリカは、新たなレベルに跳躍しようとしています。 コスタリカの最高指導者たちが動いています。One Family
under Godの主人として、この夢を実現するために、一生懸命に活動してくださるようお願いします。 皆さんが、そのようにしてくださることができるならば、さらに多くのメッセージは必要ありません」と語られ、その後、教会の敷地内にあるテレパス放送局を視察されました。 続いて、食事を取られ、コスタリカの祝福家庭たちと個別に記念写真を撮ってくださったのち、パナマに向かって出発していかれました。
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